株式会社第一生命経済研究所が、「介護されることについての意識」についてのアンケート調査を実施し、その結果「ライフデザインレポート」を公表しています。(2014.07.)
ライフデザインレポート「介護されることについての意識」
【調査目的】
高齢化、長寿化、核家族化などにより、家族のかたちや老いをめぐる社会の環境が大きく変化している中、介護されることや死を迎えることをどのように考えているのかを明らかにするために、意識調査を実施した。
【調査方法】
<調査対象者>50歳以上79歳の全国の男女600名
<調査時期>2013年8月13日~9月1日
<調査方法>郵送調査法
<有効回収数>545名(有効回収率90.8%)
【結果概要】
- 日常生活を送る上で介護が必要になった場合に、「介護施設や高齢者専用施設」で介護を受けたいと考えている人は全体の52.8%と半数を超え、「自宅」派(44.6%)を上回った。
- 「自宅」派は、「住み慣れた家で暮らしたいから」(87.2%)であるのに対して、「施設」派は、「家族に負担をかけたくないから」(87.2%)、「安心して介護を受けられるから」(64.1%)を主たる理由としており、背景にある意識がまったく異なることがわかった。
- 家族に迷惑をかけたくないという意識は、誰に介護をしてもらうかにも現れている。全体では、配偶者を含む家族による介護よりは、女性介護職員による介護への抵抗が一番低い。
(ライフデザインレポート要旨より)
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